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スタッフブログ

4月・・・はじまりの季節

2024-04-01
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 1月と4月。どちらも「はじまり」のイメージですが、厳かな雰囲気が漂う元日に比べ、4月1日は、ドキドキやワクワクが入り混じった躍動感がありますね。
はじまりの一歩を踏み出したみなさま、おめでとうございます!
そしてその中には、介護保険サービスの分野に仲間入りしてくださった方もいらっしゃることでしょう。
ようこそ
そんなみなさまに、今日は本のご紹介を。

今回ご紹介する2冊は、精神科医・長谷川和夫先生の著書。長谷川式スケールの開発者と言った方がピンとくる方が多いかもしれません。興味深いのは、どちらの著書も、長谷川先生ご自身が、認知症と診断されてからの執筆であるということ。

●絵本「だいじょうぶだよーぼくのおばあちゃんー」(ぱーそん書房)
記憶を失っていくおばあちゃんとそのご家族の様子が、お孫さんの目線で可愛らしく語られます。
●「ボクはやっと認知症のことがわかった」(KADOKAWA)
長谷川先生が、精神科医と認知症当事者としての自分を行き来する日々の中で、認知症専門医としての豊富な知識と経験から認知症の現状や未来への展望を語り、その一方で、当事者としての生活や揺れ動く心情が記されています。
「今心がけていることは、明日やれることは今日手をつけるということです。(中略)少しだけでいい。そうすると、未来に足を伸ばしたことになります。少し足を伸ばした未来はやがて「いま」になります。いまがいちばん大切です。」
認知症と診断されてなお認知症専門医であり続けた長谷川先生の穏やかなメッセージが、清々しく心に残る1冊でした。




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