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スタッフブログ

エンゼルケア

2024-11-26
うららでは、利用者様がお亡くなりになった際にエンゼルケアと言われる御遺体の保清やメイク、遺族の方のケアを訪問看護師によって行う事があります。
以前、映画により知名度が上がった「おくりびと」は、別名「納棺師」「湯灌師」とも言われ、エンゼルケアのように故人の旅立ちの支度をお手伝いしてくださる方ですが、うららでは先日、河井葬祭社より3名の講師の方にお越しいただき、社内勉強会にて貴重なお話を聴かせて頂きました。
死別後、遺族の方に起こる変化として、喪失感と現実を受け入れるために生じる心身への負担をグリーフ(悲嘆)と呼びます。そこには故人への想いや、絶望感、自身の精神状態と向き合う強さが必要となりますが、必ずしも全ての人が乗り越えることができるとは限りません。私たち訪問看護は、他人でありながら生命の最後に関わることが出来る職業であり、エンゼルケアとは、遺族の方々の葛藤に手を差し伸べることのできる知識と技術を持たなければならないと考えさせられました。
御講議により、訪問の世界で私たちができることは、生前の関わりから得た情報や、遺族の方の意向をもとに、最後までその方の意思を尊重し、その方らしい姿でいられるためのケアであると教えてくださりました。誰しもが体験するであろう大切な人との死別ですが、誰一人同じではなく、心身の影響も違ってくることを理解しながらも、私たちはお一人お一人に寄り添って心を込めて訪問に伺えるようになりたいと思いました。
 
最後になりましたが、このように人との関わり方をもっと大切に考える事が出来るよう機会を頂いたことをとても感謝しております。お忙しい中での御講議をありがとうございました。
 
 
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